適性検査Ⅰ 失敗の原因

こんにちは


今日は、息子が適性検査Ⅰで失敗してしまった原因を整理してみたいと思います。


息子は活字中毒、所謂 本の虫ですので、都立中入試の長い文章を読むことに対しては全く抵抗がありませんでした。知識や語彙力もあるので、読解力はあるほうだと思います。文章の重要なところに下線を引くという作業もそれほど苦労せずできるようになりました。実を言うと、本番の試験でもきちんと重要なところに線が引けていました。あれほど苦労した作文だけど、本番はもしかしたら?!と淡い期待をしてしまうほどでした。


でも、現実はそんなに甘くありませんでした。本番の試験では全く点数が取れなかったのです。適性検査Ⅲまでなかったら、確実に不合格だったでしょう。し得点開示の点数を見た時は、適性検査Ⅰのあまりに悪い点数に驚きましたが、よくよく考えれば、模試でも適性検査Ⅰの成績は、偏差値30から70の幅で、乱高下していましたし、練習で書いた作文を見ても、良いものと悪いものの差が激しかったので、あり得る点数だと納得しました。


息子の合格を信じていましたが、もし落ちるとしたら適性検査Ⅰで失敗した時か、計算ミスで単純な問題を落とした時だと思っていました。本番では奇跡的に適性検査ⅡとⅢで高得点を取ったので、合格できましたが、「適性検査Ⅰで失敗する」という私の予想は見事に的中しました。


苦手科目は絶対に後回しにしてはいけないんですね。


苦手科目の克服。口で言うのは簡単です。でも、実際にやろうとすると、それはそれは至難の業でした。息子に嫌いな作文を書かせようとしても、息子はダラダラと書き、無駄な時間だけが過ぎていきました。お互いイライラしてしまうので、私自身も息子に作文を書かせるのが嫌になってしまいました。結局私も逃げていたのです。今、思えば、そこであきらめず、息子に対してもっと違うアプローチをすればよかったと思います。


都立中受検を終えて、今できるアドバイスは、

「苦手教科は絶対に後回ししてはいけない。苦手教科がなかなか克服できないとすれば、現在の勉強のやり方が合っていない可能性が高い。勉強方法や環境を変えるなどして、何とか工夫し、苦手教科を克服してください!」です。


息子が適性検査Ⅰで失敗した原因はいろいろありますが、やっぱり練習不足です。作文はある程度の量を書かないと質は上がらないと思うからです。作文のコツは、塾の先生が教えてくれるし、本にも書いてあります。でも、作文のコツはやっぱり自分で書きながら体で覚えないと身に付かないように思います。息子は、400字の作文を書く練習から逃げ続けました。本当は夏休みは一日一枚のノルマで書かせたかったんですが、できませんでした。結局12月になるまで、一週間に一枚書く程度でした。しかもやる気なくダラダラと汚い字で書いていました。


息子が「このままではマズイ!」と本気で思ったときにはもう12月の後半にさしかかっていました。そこから作文の猛特訓がはじまりまり、平日は400字の作文を一枚、休みの日は二枚から三枚(書き直しも含む)書きました。直前期にやる勉強方法でないのは分かっていましたが、作文対策から逃げ続けた息子にはこの方法しかないと思いやらせました。息子はかなり辛そうでしたが、必死で食らいついてやってくれました。作文を書きまくった効果は、模試でいい結果につながったり、塾で書いた作文で先生に褒められたりなど、それなりに出ました。短期間で結構な力がついたと思います。でも所詮は、一夜漬けのようなもの。一ヶ月漬けでは、本番で力が発揮できませんでした。苦手科目の克服はそんなに甘いものなかったということです。


作文も、他の教科と同じように、じっくり丁寧に基礎からやるべきだと思います。算数の問題を何回も解き直したように、作文も何回も何回も書き直して精度を高めるような練習が必要でした。作文の猛特訓は、冬休みではなく夏休みにやるべきでした。


もともと書くことが好きで、作文のセンスがある人はいいですが、作文が苦手な人はできるだけ早く対策を打ちましょう。絶対に後回しにしてはいけません。せっかく適性検査ⅡとⅢで点数を取っても、作文で失敗したら終わりです。そんなのもったいないです!

得点開示

こんにちは


今日は、得点開示のご報告をしたいと思います。


結果は

適性検査Ⅲ>適性検査Ⅱ>適性検査Ⅰ

平均すると、6割3分の得点率でした。

適性検査Ⅰの失敗を適Ⅱと適Ⅲでカバーした感じです。


この結果は、これまで受けた模試と同じパターンです。


苦手な適性検査Ⅰは、結局本番でもだめでしたね。


息子は報告書の点数があまりよくなかったはずなので、もしかしたらギリギリの合格だったかもしれません。


次回は、適性検査Ⅰの反省点を中心に都立中受験の総括をしたいと思います。

塾選び④

いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。


以前 「塾選び」について少し書きましたが、今日は、受検を終えた今、改めて 塾選びについて思ったことをお話ししたいと思います。


息子の通塾歴

小6 ena日曜特訓 前期 計10回

小6 7月〜 中小塾 都立中高一貫コース 週3回

この塾で夏期講習と冬期講習を受講


通塾開始時期はかなり遅いほうだと思います。

今思えば、かなり危ない橋を渡っていたなと思います。もっと早くこの塾を知っていたら、絶対に新小5から通塾させたと思います。


息子は、小6から都立中受験対策を始めて合格しましたが、これから都立中受験を考えている方にはあまりお勧めできません。やっぱり、勉強というものはコツコツやるもので、早めの対策がいいに決まっています。(でもやる気さえあれば一年でもなんとかできるので、新小6のみなさん自分を信じて頑張ってください!)


では、お子さんに合う塾が見つからなかった場合、あるいは今通っている塾に不安を感じている場合は、どうすればいいのでしょうか。


私なら、個別を利用しながらの自宅学習組を選択します。


彼を知り己を知れば百戦殆うからず


彼を知り己を知ることは、塾の力を借りなくてもできます。過去問も参考書も通信教材も模試もたくさんあります。


私はたまたま息子に合う塾を見つけたので利用しませんでしたが、もし塾を見つけられなかったら利用しようと思っていたものがあります。


それは、「恋する適性検査」と「むぎっこ広場の模試」です。解説が分かりやすくて、息子1人でやる自主学習に適していると思ったからです。


Z会の公立中高一貫講座は、塾と併用して小6の4月から受講しましたが、このテキストは最低3回以上解き直しをしました。難しい問題は10回近くやったと思います。解説がとても詳しいので、かなり力になりました。Z会のテキストはお勧めです。


それから自宅学習では、YouTube で解説が見られる「きょうこ先生のはじめまして受験算数」二冊組を利用しました。時間がなくて、都立入試に必須の問題しかやりませんでしたが、これを比較的時間に余裕のあった小5から小6の夏前までに全部やっていたら、小6でこんなに辛い思いしなくて済んだかもね、と息子と話しています。小5までに私立向けの受験算数で鍛えておくことは、かなり有効だと思います。


彼を知り己を知るために親がしてあげられることはとても大きいと思います。塾選びはそのたった一つの選択にすぎません。


お子さんに合ったやり方で勉強の王道を突き進み、ぜひ合格を勝ち取ってください!